退職交渉・引き継ぎで気をつけたこと、実際のトラブル例|転職4回の経験から語るリアル
こんにちは。当ブログを運営しているTomoです。
私は30代の会社員で、30歳までに4社を経験してきました。
いずれの転職も「前向きなキャリアの選択」として行ってきましたが、実は退職交渉や引き継ぎで苦労した経験も少なくありません。
この記事では、私自身が直面したトラブルや、それを踏まえて退職時に気をつけるべきポイントをリアルにお伝えします。
退職交渉で気をつけたこと
① 退職の意志は「結論ベースで明確に」
まず大切なのは、「迷っている」ではなく「決めている」状態で伝えること。
曖昧な言い方をすると、引き止められてズルズルと辞めづらくなります。
伝え方の一例:
「キャリアの方向性を明確にするため、〇月末をもって退職させていただきたいと考えております。」
→ 感謝を述べたうえで、引き止めの余地を与えない言い方がベストです。
② 直属の上司に、まずは口頭で伝える
退職の意向を伝える順序を間違えると、社内で噂が先行したり、関係がこじれる原因になります。
まずは直属の上司に口頭で面談の場を取り、正式に伝えるのが鉄則です。
③ 退職希望日の「最低1.5〜2か月前」に伝える
法律上は2週間前でも退職可能ですが、現実的には1.5〜2か月前が理想。
特に業務引き継ぎが複雑な場合、余裕を持って伝えることで社内の混乱を最小限にできます。
引き継ぎで気をつけたこと
① 「属人化した業務」を誰でもできる形にする
自分しか知らない業務・取引先・手順は、マニュアル化しておくことが大切。
以下のようなフォーマットがあると、後任者への負担が減ります。
- 担当業務一覧
- 日常的な業務フロー
- 特殊対応の履歴や注意点
- 社内・社外の主要な連絡先
② 「口頭だけの引き継ぎ」はNG
退職直前は何かと慌ただしくなります。口頭だけの引き継ぎでは情報が抜け落ちるため、
GoogleドキュメントやExcelでまとめた「引き継ぎ資料」を残すのがベターです。
実際に起きたトラブル例
トラブル①:退職理由が社内に広まってしまった
退職を上司に伝えた数日後、まだ誰にも話していないはずの理由が社内に広まっていたというケース。
これは上司が部門長などに相談する過程で漏れてしまったもので、非常に気まずくなりました。
教訓:
退職理由は「キャリアアップのため」といった誰にも波風を立てない表現にしておくのが安全。
トラブル②:引き継ぎが不十分で後任からクレーム
当時は忙しく、完璧な引き継ぎを準備できないまま退職してしまいました。
数か月後、後任から「もっとちゃんと引き継いでほしかった」と不満があったと人づてに聞き、後味の悪さが残りました。
教訓:
引き継ぎは「やりすぎなくらいがちょうどいい」。後任にとってはゼロからのスタートだということを忘れずに。
退職交渉・引き継ぎを円満に進めるための5つのポイント(まとめ)
- 退職の意思は「揺るぎない結論」として伝える
- 上司→社内関係者の順で報告する
- 引き継ぎはドキュメントベースで用意する
- 退職理由は角の立たない言い方にする
- 引き継ぎは後任が読めば完結できるレベルに仕上げる
最後に:辞め方も“キャリア”の一部
転職は「入社すること」だけでなく、「辞めること」も重要なプロセスです。
どんなに良い転職先が決まっても、退職時の対応が雑だと、後々まで悪印象を残してしまうこともあります。
私は4社を経験したからこそ、退職のたびに少しずつコツを掴み、今では円満に送り出してもらえるようになりました。
これから退職・転職を考えている方も、ぜひ“辞め方”にもしっかり向き合ってみてください。