大企業とベンチャー、実際に働いてみての違いを比較|30代で両方経験した僕のリアル
筆者プロフィール
こんにちは。当ブログを運営しているものです。
私は30代の会社員で、30歳までに4社を経験しました。
これまでに在籍した企業は、大手メーカー・外資系企業・老舗の中堅企業・急成長中のベンチャーと多岐にわたります。
転職回数が多いとマイナスに見られることもありますが、私自身はその経験から得た**“企業文化の違いや働き方のリアル”**を肌で知ることができたと思っています。
この記事では、大企業とベンチャーの両方を実際に経験したからこそ語れるリアルな違いを、30代目線でお届けします。
比較①|仕事の進め方:安定かスピードか
項目 | 大企業 | ベンチャー |
---|---|---|
意思決定スピード | 遅い(複数の承認が必要) | 早い(社長や役員と直接話せる) |
マニュアル | 豊富に整備されている | ほぼ無い、現場で試行錯誤 |
業務範囲 | 明確に分業、職域がはっきりしている | 担当外の仕事にも手を出すことが求められる |
体験談:
大企業では「とりあえず稟議を回して…」で2週間、ということもザラでした。
一方でベンチャーでは「Slackで代表に聞いてOK出たら即実行」なんてことも。スピード感と責任の重さを強く感じました。
比較②|働き方:安定と自由のトレードオフ
項目 | 大企業 | ベンチャー |
---|---|---|
勤務体制 | 定時・有給・福利厚生などがしっかりしている | リモート・フレックスあり。裁量大きいが自己管理必須 |
年収 | 年功序列で安定。評価に時間がかかる | 成果次第。年収の伸び代は大きいが不安定 |
福利厚生 | 社宅・家賃補助・退職金などが手厚い | 最低限の制度のみ(その分給与や成長に投資) |
体験談:
大企業では「何も考えずに福利厚生を享受できる」のが魅力。一方ベンチャーでは、「自己管理と行動力」がないと地に足がつきません。
でも、どこでどう働くかを自分で選べる自由度は大きな魅力でした。
比較③|成長環境:受け身か、自走か
項目 | 大企業 | ベンチャー |
---|---|---|
教育制度 | OJTや社内研修が整っている | 基本的に自主学習。先輩も忙しい |
キャリアパス | 明確。年数で自動的に昇進することも | 自分で動かないとチャンスは来ない |
挑戦機会 | 安定だが変化に乏しい | 若手でも重要な仕事を任されることも |
体験談:
大企業では「待っていれば次のチャンスが来る」という安心感がありました。
でもベンチャーでは、「次のステージに行きたいなら、自分から名乗り出る」姿勢が求められます。
自走する意識の差が、そのままキャリアの差に繋がると感じました。
結論:どちらがいいかは「自分の軸次第」
自分に合うのは? | 大企業が合う人 | ベンチャーが合う人 |
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性格 | 安定志向・ルール重視 | 変化を楽しめる・自己成長に貪欲 |
キャリア志向 | 一社で長く勤めたい・安定が第一 | 若いうちに多くを経験したい・挑戦したい |
働き方 | 決まったルール内で働きたい | 裁量をもって柔軟に働きたい |
30代で両方経験して思うこと
大企業にもベンチャーにも、それぞれ違った魅力と課題があります。
重要なのは、「今の自分が何を大事にしたいか」「5年後どうなっていたいか」を明確にすること。
私自身は、複数の企業を経験したことで、**“どんな環境なら自分がパフォーマンスを出せるのか”**が明確になりました。
大企業からベンチャーへ。
あるいはその逆でも。
「環境を変える」ことで、自分の可能性を広げるチャンスは必ずあります。
おまけ|あなたのタイプはどっち?
簡単なチェックで、自分に向いているのは大企業 or ベンチャーか、感覚的に確かめてみましょう。
✅ 安定した福利厚生を重視したい → 大企業向き
✅ とにかく成長スピードを優先したい → ベンチャー向き
✅ 自分の裁量で仕事を動かしたい → ベンチャー向き
✅ ある程度、型が整っている環境で安心して働きたい → 大企業向き